【聞き流しでOK】我慢の時!相場の四季や、セクターローテーション、永遠の景気サイクルに関する書籍まとめ※総集編
📅 2024年9月10日
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相場サイクルの見分け方<新装版> ―銘柄選択と売買のタイミング (日本経済新聞出版)
1990年に初版が発行された「幻の名著」の新装版として紹介されています。株式市場のサイクルについて素晴らしくまとめられた、伝説のチャーチストによる一冊だそうです。
本書のメインは、相場に存在する4つのサイクルを理解し、投資のタイミングを読んでいくという内容だとか。その4つのサイクルとは以下の通りです。
- •金融相場
- •業績相場
- •逆金融相場
- •逆業績相場
それぞれの相場の特徴について、以下のようにまとめられています。
金融相場(不景気の中の株高)
- •金融緩和による期待感から株価が上がる「理想買い」の局面とされています。
- •この時期にリードする業種として、公共投資関連(建設・不動産)、不況に強い公共サービス(電力・電鉄)、食品、医薬品、そして財務基盤が厚い業界トップ企業などが挙げられています。
業績相場(景気回復の確認)
- •企業の業績という実態を伴って株価が上昇する「現実買い」の局面だそうです。
- •前半は素材系(紙パルプ・化学・鉄鋼など)、後半は加工業(機械・電気・自動車など)へと主役が移り変わると解説されています。
逆金融相場(強気相場のフィナーレ)
- •金融引き締めがきっかけとなり、景気はまだ良いものの株価は先行して下がり始めるとのこと。
- •「強気相場は幸福感の中で消えていく」という格言が紹介されており、この時期の新規投資は控え、キャッシュに近い資産に切り替えるのが良いとされています。
逆業績相場(相場の冬の到来)
- •企業の業績悪化が株価を押し下げる「現実売り」の局面だそうです。
- •しかし、この時期はピンチはチャンスであり、平常時には割高な優良株や、次の景気対策で恩恵を受ける金融関連株を安く仕込む最大のチャンスでもあると考えられています。
4つのサイクルの話だけでなく、タイミング投資や分散よりも集中するメリット、過去の実例なども掲載されており、内容は非常に幅広く、濃いとのこと。
少し中上級者向けの内容かもしれませんが、投資経験を積む中で何度も読み返すことで、その都度新たな発見がある「本当に名著」だと紹介されています!

景気サイクル投資法 ──裏バフェット型手法とは
株式投資に欠かせない景気と株価のサイクルに関する考え方が学べる一冊として紹介されています。相場には「楽観」「消滅」「絶望」「懐疑」というサイクルがあり、それを理解することで投資戦略に活かすことができるそうです。
本書では、景気と株価の関係性について以下の2つの大前提ルールが示されているとか。
- •株価は景気の鏡である
- •株価は景気に先行する
このルールに基づき、相場は以下の4つのフェーズに分けられると解説されています。
- •第1フェーズ: 不景気の株安(景気も株価も下がる)
- •第2フェーズ: 不景気の株高(景気は悪いが、株価は先行して回復し始める)
- •第3フェーズ: 好景気の株高(景気も株価も上昇する、最も勝ちやすいタイミングだとか)
- •第4フェーズ: 好景気の株安(景気はまだ良いが、株価は先行して下落し始める、最も判断ミスをしやすいそう)
この投資法は、景気変動に敏感な景気循環株(シクリカル株)の観察が重要とされています。特に化学、鉄鋼、半導体、海運などの業種が挙げられており、これらの素材価格の動向が株価の先行指標になり得るとのことです。
「裏バフェット型手法」とは?
本書で扱う景気循環株の多くは、ウォーレン・バフェット氏が言うところの「コモディティ型企業」にあたるそう。バフェット氏が推奨する「消費者独占型企業」とは正反対であることから、「裏バフェット型手法」と表現されていると解説されています。
この投資法の特徴
- •順張り投資と相性が良く、素材価格の上昇や下落のサインに基づいて機械的に売買する考え方だと紹介されています。
- •あくまで予測ではなく「観察」に集中することが重要だとか。
- •10%~20%のリターンを狙う短期・中期のトレンドフォローや、長期投資における買い増しタイミングを測る際に参考になる手法だそうです。
重厚な印象のデザインとは裏腹に、内容は比較的読みやすく、初心者でもサクッと読めると紹介されています。一方で、何度も読み返すことで新たな発見がある名著とも言われており、幅広いレベルの投資家にとって有益な一冊のようです。

投資で一番大切な20の教え 賢い投資家になるための隠れた常識 (日本経済新聞出版)
ウォーレン・バフェットも推薦し、バークシャー・ハザウェイの株主総会で配布するほどめちゃめちゃいい本だと紹介されています!バンガード創業者のジョン・ボーグルも推薦している名著だとか。
「一番大切なことが20個ある」というタイトルが示す通り、投資は一つの正解があるわけではなく総合格闘技なのだということを教えてくれる一冊だそう。
この本では、特に市場サイクルについて深く掘り下げられています。
- •原則: ほとんどの物事にはサイクルがあり、多くの人がその事実を忘れた時にこそ利益や損失を生み出す大きな機会が生まれると説明されています。
- •信用サイクル: お金の貸し借りに関するサイクルで、好況期には楽観から「最悪な投資」が生まれやすいという特徴があるとのこと。「今回の暴落は今までと違う」という言葉が聞こえてきた時こそ、チャンスのサインかもしれないとされています。
- •人間心理の振り子: 人間の心理は強欲と恐怖の間を振り子のように揺れ動くと表現されています。特に、周りに乗り遅れることを恐れる「機械を逸するリスク」の危険性が指摘されており、その対策として本質的価値を強く意識することが重要だそうです。
- •逆張り手法: トレンドに逆らうことで大きな利益を得られる可能性があるものの、それは居心地の悪さを感じるものだとされています。また、いつでも使える手法ではなく、向こうから勝手にやってくる本当のチャンスを待ち続けることが重要だとか。
- •無知の知: 未来予測はできないと認めた上で、「今、サイクルのどの部分にいるのか」を考えることには力を注ぐべきだと説明されています。
市場サイクルを理解し、賢い投資家になるための隠れた常識を学べる一冊として紹介されていました。続編の『市場サイクルを極める』を読む前の復習としても最適なようです。

市場サイクルを極める 勝率を高める王道の投資哲学 (日本経済新聞出版)
ウォーレン・バフェット、チャーリー・マンガー、レイ・ダリオといった著名な投資家たちが絶賛する一冊として紹介されています。
名著「投資で一番大切な20の教え」の続編として、「サイクルとは何か」というテーマに的を絞った本だそうです。内容は非常に本質的で少し難しめに感じるかもしれないものの、市場サイクルを見極めることでリターンが変わるという、投資において非常に大事なことが学べるとのこと。
本書の特徴は以下の通りだと説明されています。
- •市場の見通しは確率分布で考えるべきという前提で話が進められる。
- •景気、企業利益、投資家心理、信用、不動産など、様々なサイクルを18章にわたって分解し、それぞれを独立したものとして論じている。
- •結論としては「逆張り」に行き着くものの、そこに至るまでを非常に細かく紐解いていく内容になっている。
- •弱気相場と強き相場の3段階についても解説されており、市場心理の動きを理解する助けになるそうです。
周りが息消沈している時に買い、高揚している時に売ることが最大限の利益につながるという、核心的なメッセージが込められているとか。
とても長い本だそうですが、どんな時代にも通用する内容で、読んで非常に良かった!と感じられたようです。市場サイクルについて深く学びたい方にとって、重要な一冊となることが期待されています。
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