読書感想文を助けます!中学生課題図書3冊を徹底紹介!【第70回読書感想文全国コンクール】
📅 2024年7月28日
この動画で紹介されたおすすめ商品(3個)

ノクツドウライオウ ―― 靴ノ往来堂
100年の歴史を持つオーダーメイドの靴屋さん「靴ノ往来堂(くつのオーライドー)」が舞台の小説として紹介されています。主人公は、「マエストロ」と呼ばれる靴職人のおじいちゃんを持つ女子中学生のナツキ。店の後継者問題や、同級生の登場、常連客とのトラブルなどに振り回されながら、自分の進路を具体的に描いていく物語だそうです。
課題図書としてはテーマが重くなく、10代にぴったりの楽しく読める小説だとか。
- •会話が多くてテンポが良い。
- •おしゃれ好きや空想好きの女子は主人公ナツキに共感できるかもしれないそうです。
- •ライバルとして登場する同級生・蒼太との急接近していく関係性の変化にはときめいたとのこと!
- •前半は靴作りの専門的な言葉が少し難しいかもしれないそうですが、蒼太が登場する5章あたりから次が気になって仕方なくなるはずだと紹介されています。
読書感想文のテーマもたくさん見つけられそうです。
- •SDGs:お店の靴は、大量生産・大量消費とは逆の「一生もの」「一点もの」。植物由来の材料で染めるなど、環境への配慮も考えられています。
- •後継者問題:仕事を引き継ぐ人がいないという、現代的な問題も描かれているそうです。
- •進路の選択:中学生に最も身近なテーマで、現実と夢の間で揺れ動く姿が印象的だとか。
新しいアイデアを持つナツキと、伝統を守るマエストロという世代の違う二人の関係性も良く、マエストロはナツキの意見を頭ごなしに否定せず、きちんと向き合う器の大きさがあるそうです。
靴は両足揃って初めて価値が出るように、「誰かと力を合わせることで歩き出せる」というメッセージも感じられると紹介されています。
おしゃれに敏感な人、絵を描くのが好きな人、デザインや色に興味がある人には特におすすめの本だそうです。

希望のひとしずく: A Drop of Hope
悩みを抱える人々が、ちょっとした優しさで救われていく希望と愛の物語として紹介されています。
中学生の主人公3人が見つけた井戸をきっかけに、町の人々の願いが、まるで奇跡のように叶っていく様子が描かれているそうです。
300ページ以上あり、とにかく登場人物が多いため、読むのが少し大変かもしれないそうですが、そこを乗り越えれば不思議な冒険物語として楽しめるとのこと。様々な視点で物語が進むため飽きず、混乱しないように一気読みがおすすめだとか。
- •パズルを解くようなワクワク感:最初は無関係に見えた出来事や人々が次々と繋がっていき、一つの真相にたどり着く構成になっているそう。
- •読みやすい翻訳:海外の作品ですが、「〜やる」といった親しみやすい言葉が使われていると紹介されています。
- •何度も楽しめる:謎や伏線が多く、繰り返し読むことでさらに良さがわかる本だそうです。
この物語では、現代社会が抱える様々なテーマが描かれています。
- •格差の話
- •多様性の話
- •家族観の話
- •ルッキズムの話
そして、この本の一番大切なテーマは「奇跡」だそうです。
奇跡とは何もしなくても突然起こるものではなく、まるで種をまき、水や肥料を与えて花を咲かせるように、みんなで少しずつ手入れをしていくことで生まれるものだと語られています。主人公たちの頑張りを通じて人々の繋がりが生まれ、小さな奇跡がやがて大きな奇跡へと繋がっていく様子は、読む前と後で心に変化をもたらしてくれるかもしれないとのこと。
話としてはかなりうまくいきすぎていると感じる部分もあるそうですが、読んでいると「映像で見たい!」という気持ちになるほど盛り上げ方が上手く、それもそのはず、作家がシナリオ台本作りを得意とする人だと分かり納得した、と紹介されています。

アフリカで、バッグの会社はじめました: 寄り道多め、仲本千津の進んできた道
人気バッグブランド「リッチーエブリデイ」を立ち上げた社会起業家・中本千津さんの生き方を追ったノンフィクションだそうです。課題図書の中で「これが一番好きでした!」と紹介されています。
遠回りしながらも自分の信じた道を歩んできた姿を描く、進路決定ドキュメンタリーだとか。
他の2作品と違って実際に起きた出来事を書いているため、とてもシンプルで想像しやすいと説明されています。
- •写真も掲載されている
- •ボリュームは130ページほどと読みやすい
- •文章も分かりやすく、温かい雰囲気が流れているそう
社会人になってからの話が中心なので、中学生には少し想像しにくい部分があるかもしれないものの、それを超える中本さんの魅力的な人柄と行動力、そして飽きさせない話の展開に勇気がもらえると紹介されています。
この本には、夢や働くことについての悩みやメッセージが詰め込まれているそうです。
一見、関係なさそうな職業を転々としながらも、根底には「人の命を救いたい」という大きな願いが一貫してある中本さんの姿から、以下のようなことに気づかされると語られています。
- •最初から完璧な夢を見つける必要はない
- •大切なのは自分の心の奥底にある「人生のテーマ」を探すこと
- •具体的な目標は、色々挑戦しながらコロコロ変えてもOK
また、社会との関わり方を考えるきっかけにもなるそうです。
中本さんのビジネスは、売り手・買い手・社会の全てがハッピーになる「三方よし」の最先端であり、SDGsにも繋がる考え方が学べるとのこと。一時的に助けるのではなく、人々や地域が対等に自立できる仕組み作りを目指す姿勢に、尊敬しかないと紹介されています。
特に、こんな人におすすめだとか。
- •海外に興味がある人(絶対におすすめだそうです!)
- •憧れの大人が身近にいない人(「こういう人がいるんだ」「こういう道があるんだ」と刺激になるそう)
「自分には関係ない話」と思っていても、そこから心を揺さぶるような経験があるかもしれない、という気づきを与えてくれる一冊のようです。
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