【SNSは「呪い」の拡散機】やめられない比較・マウンティング…／メディアがあおる炎上の真の構図／やる気のアピールって大事？情熱とパフォーマンスの関係／鈴木祐（第2回/全2回）

SNSが「呪いの拡散機」になっていると感じたことはありませんか。
他人との比較や、「キラキラしていなければいけない」といったプレッシャー。あるいは、職場での「仕事には情熱を持つべきだ」という無言の圧力。
この本は、そうした私たちが無意識に囚われている「こうあるべき」「こうじゃなきゃいけない」という考えが、実は社会から静かにかけられた「呪い」かもしれないと気づかせてくれる一冊として紹介されています。

• •他人との比較は人間の本能なので完全に断ち切るのは難しいが、比較してしまった自分に「都度気づいて、少し距離を置く」という、依存症の治療にも似た具体的な対処法のヒントが得られるそうです。
• •仕事における「情熱」についても言及されているだとか。データ上、情熱的な人の方が評価されやすい傾向はあるものの、情熱が必ずしもパフォーマンスに結びつくとは限らないという、物事を多角的に見る視点を提供してくれるようです。

自分が確信していることや、当たり前だと思っていることを「もしかしたら呪いかもしれない」と一度疑ってみる。
そうすることで、思考や感情を侵食する“見えない力”の正体に気づき、もっと自由になるためのきっかけが得られるかもしれないと紹介されています。