対話のトリセツ ハイブリッド・コミュニケーションのすすめ (講談社+α新書 800-5C)

対話のトリセツ ハイブリッド・コミュニケーションのすすめ (講談社+α新書 800-5C)

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【話が嚙み合わない理由】対話のカギは「タテ」型思考と「ヨコ」型思考/「問題解決」を目指す上司と「ダメ出し」に傷つく部下/黒川伊保子(第1回/全2回)

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おすすめコメント

なぜか話がすれ違う、良かれと思って言ったのに相手を傷つけてしまった…そんなコミュニケーションの悩みの原因は、脳に備わったたった2つの回路の違いにあるのかもしれない、と紹介されています。

この本は、7〜8年前から構想され、「人類みんなに読んで欲しい!」という思いが込められた一冊だそうです。
夫婦、親子、そして上司と部下など、あらゆる人間関係でなぜ誤解が生まれるのか、そのシンプルな答えが示されているだとか。

人の脳には、不安を感じた時などに起動する2種類の思考回路があり、どちらを優先するかが対話の癖になるそうです。

  • 縦型思考

    • 目標を定め、そこへの距離や道筋を分析する思考回路だそう。
    • 結論から話を進めたがり、上司の立場になると自然とこのモードになりやすいだとか。
  • 横型思考

    • 場の空気や相手の感情の変化など、周囲の状況を面で捉える思考回路だそう。
    • プロセスを重視するため、部下の立場ではこちらが優先的に起動されるとのこと。

この「縦」と「横」のすれ違いが、職場でのコミュニケーションギャップの正体だと説明されています。
上司になった途端、部下の話が「何が言いたいのかわからない」と感じてしまうのは、自分が「縦型」に切り替わったからだとか。

上司と部下のすれ違いを防ぐヒント

  • 部下の話は「プロセス」が命

    • 横型思考の部下は、結論よりも経緯を話したいものだそう。なぜなら、そのプロセスの中にこそ問題解決のヒントや、自分の正当性が詰まっていると考えているからだとか。
    • 時間が許す限り話を聞いてあげると、部下自身が言語化する中で9割以上は自己解決するそうです。
    • 結論を急かしたい時は、「結論は?」と聞くのではなく、「この話のテーマは何?」と尋ねるのがおすすめされています。
  • 効果的な「ダメ出し」の技術

    • いきなりのダメ出しは、たとえ1割の間違いでも、残りの9割の頑張りを認められなかったという絶望感を相手に与えてしまうそう。
    • おすすめなのは「なんでもない話からのダメ出し」だとか。「今日バス乗り過ごしちゃってさ…あ、そういえばこの件、こう直しといて」のように、雑談に挟むと角が立たないそうです。
    • また、脳は否定形を記憶しにくいため、「〜しちゃダメ」ではなく「こうしてね」という提案型で伝えるのが効果的だそう。
    • なんで優秀なあなたがこんなことを?」のように、相手を認める言葉を添えて一緒に考える姿勢も、素晴らしい方法だと紹介されています!

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