
タナトスの蒐集匣 -耽美幻想作品集-(新潮文庫nex)
最近読んでおもしろかった6冊をジャンルレスで紹介します【2025年10月】
ほんタメさんが紹介
おすすめコメント
芥川龍之介、泉鏡花、江戸川乱歩、夏目漱石など、錚々たる文豪たちの「耽美幻想作品」だけを集めた、夢のような短編集として紹介されています!
表紙に惹かれて、いわゆるジャケ買いをしてしまった一冊だとか。
この作品集の魅力は、「タイトルは聞いたことがあるけれど、読んだことはない」というような名作に一気に触れられる点にあるそう。
- •坂口安吾「桜の森の満開の下」
- •江戸川乱歩「芋虫」
- •夢野久作「瓶詰地獄」
- •太宰治「駆け込み訴え」
- •夏目漱石「夢十夜」
特定の作家の全集を読むのはハードルが高いと感じる人でも、「耽美」というジャンルでまとめられているので、「このジャンルが好きだから読んでみよう」という気持ちで気軽に手に取れるのが嬉しいポイントだと説明されています。様々な作家の耽美な作品を一度に読むことができるので、ニヤニヤしながら読んでしまったそうです。
中でも特に、太宰治の「駆け込み訴え」がめっちゃ面白い!とのこと。
ずっと誰かに語りかける長ゼリフのような形式で話が進んでいき、「これは一体何の話なんだろう?」とぐいぐい引き込まれる魅力的な構成になっていると紹介されています。
文豪たちの作品への入り口として、また、美しい幻想の世界に浸りたい時にぴったりの一冊だそう。
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