運 ドン・キホーテ創業者「最強の遺言」 (文春新書)

常識をただ疑うのではなく「壊す」という考え方に触れられる一冊として紹介されています。
ドン・キホーテの店舗づくりの原点である、「必要なものを必要な時に必要なだけ買える店」ではなく、「不必要なものを不必要な分買ってしまうお店」という発想が生まれた背景が語られているそうです。

競争が厳しい世の中で、お金も知名度も何もない状態からいかにして勝つか、そのための独自の思考法が明かされているだとか。

• •仮説は必ず間違えるという前提に立ち、間違いを修正し続けることで、他社が真似できない強固なものが生まれると説明されています。
• •プロは過去の方法論にとらわれがちであり、ファクトに対してとことん謙虚になることの重要性が語られています。
• •「苦労して設けないと正当な金じゃない」という認識は、そもそも違う！と述べられているそうです。
• •常に心の中に「行けというアクセル」と「ストップというブレーキ」の両方を持ち、それらを同時に使いこなす感覚が重要だとか。
• •考えることは70%悲観的、しかし行動は70%楽観的であるべき、というリスク管理術も紹介されています。
• •失敗した際はロジカルに反省するのではなく、「くそ、この野郎バカ野郎！」と感情に訴える言葉で自分を戒めるそう。感情は記憶として継続するからだと説明されています。

本書を読むと、運や風を読む力といった、目に見えないものを掴むことについても書かれているそうです。