
ナラティブ経済学: 経済予測の全く新しい考え方
【日本は警戒せよ 英国の“もらい事故”】エコノミスト唐鎌大輔/日本版「トラスショック」に注意/インフレ率:1位 英国、2位 日本/円安時代の金利上昇は“青天井”/投機筋はナラティブで動く【エコラボ】
TBS CROSS DIG with Bloombergさんが紹介
おすすめコメント
ノーベル経済学賞を受賞したシラー教授の「大物!」な一冊として紹介されています。経済の動きを理解するための全く新しい視点が学べる、「間違いのない本」だとか。
従来の経済学が前提としてきた「合理的な個人」という考え方だけでは、金融危機やバブルは説明できないのではないか、という問いから始まっているそうです。
経済は「ストーリー」で動く
- •人々はみんながストーリーを共有しながら非合理的な動きもするものである、という考え方が学術的に解説されています。
- •マーケットや景気の動きは、時にストーリーに乗って非合理的に動いてしまうことがあると説明されています。
「ナラティブ」を科学する
- •この「ナラティブ(物語)」という、ふわっとしたものを定量化しようとする試みが紹介されています。
- •例えば、テキストマイニングや、感染症が広がる速さを参考にしたモデルなどを使い、ストーリーがどれくらいの速さで共有され、経済に影響を与えるのかを分析しようとしているそうです。
身近な例で理解が深まる
- •「AIに仕事を奪われる」といった新技術への恐怖というナラティブが、実際に人々の行動にどう影響するのか、といった具体例も挙げられています。
こんな方におすすめ
- •実態経済においてナラティブが大事だと肌で感じていて、それを一歩二歩進んで深く知りたい方におすすめされています。
- •何が事実で、何が「ナラティブ」なのかを区別し、極端な主張に流されないための思考の補助線を持つきっかけになるそうです。
専門的なテーマですが、誰でも読むことができるような柔らかさの本だと紹介されています。
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