
定年後でも間に合うつみたて投資 (角川新書)
聞いてわかる投資本チャンネルさんが紹介
おすすめコメント
「定年後でも間に合うつみたて投資」は、これまで投資経験がなかった方でも、人生100年時代に必要な少額投資法を分かりやすく学べる一冊として紹介されています。
60歳から始めても大丈夫なのかという疑問に対し、人生100年時代においては、60歳からでも男性なら平均24年、女性なら29年の時間が残されており、つみたて投資のメリットは十分にあると解説されています。
また、運用しながら適度に取り崩すことによって、現金だけで生活するよりも資産が長持ちするようになり、そのシミュレーション方法も紹介されているそうです。
投資を始める前の準備
投資を始める前には、まず資金計画が非常に重要だとされています。
- •なるべく長く働くことの重要性
- •収入を増やし、支出を減らすための節約
- •保険の見直しによる余計な出費の削減
これらの準備を通じて、つみたての元本を捻出していくことが大切だとか。
計画を立てる際には、野村證券の「未来設計」などのツールを活用して、自分の目標に必要な積立額をシミュレーションする方法も紹介されています。
何を積み立てるか
本書では、基本的に株式インデックスファンドが推奨されています。
特に、過去10年、20年でS&P500は目を見張るリターンを上げており、「毎月1万円を20年積み立てた場合、元本240万円が1000万円を超え、4倍以上に増えているんですね。これはすごい成績です!」と紹介されています。
しかし、過去の実績が未来を保証するものではないため、本書での一押しは、より広く分散された全世界株式のオールカントリーだとされています。
資産の取り崩し方
資産を増やすだけでなく、賢く取り崩していく方法についても解説されています。
三井住友DSアセットマネジメントが提供するツールを使ったシミュレーションが紹介されており、「定額取り崩し」と「定率取り崩し」の比較が可能です。
- •定額取り崩し: 93歳で資産が尽きてしまう可能性がある
- •定率取り崩し: 資産は長持ちするが、受け取れる額が年々減ってしまう
これらの特徴を踏まえ、途中で取り崩し方法を切り替えるなど、自分に合った計画を立てる工夫ができると説明されています。
「今さらつみたて投資なんて遅いのでは」と感じている定年前後の方へ、現実的かつすぐに真似できる方法が解説された、非常に読みやすい一冊になっているそうです。
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