言ってはいけない―残酷すぎる真実―(新潮新書) (言ってはいけない)

言ってはいけない―残酷すぎる真実―(新潮新書) (言ってはいけない)

サムの本解説ch
【要約】言ってはいけない 残酷すぎる真実 橘玲

サムの本解説chさんが紹介

おすすめコメント

最初に「不愉快な本だ」と断りが入れられている、忖度抜きで世の中の真実について明かしている一冊として紹介されています。読んでいて気持ちがいい類の本ではないものの、苦しい真実と向き合うことで、もっと大きな苦しみを避けられる可能性があると説明されています。

以下のような方におすすめの本だそうです。

  • 世の中を正しく知りたい
  • 行動遺伝学に興味がある
  • 残酷な真実を知る勇気がある

本書で語られる中心的なテーマは、「あらゆるものが遺伝する」という、語られざるタブーだとか。

  • 行動遺伝学の研究成果に基づき、運動能力や音楽の才能から、知能、依存症、精神病、犯罪まで、あらゆるものが遺伝によって受け継がれる傾向にあることが示されているそうです。
  • 例えば、身長の遺伝率は66%、体重は74%、そして一般知能(IQ)の遺伝率は77%と、具体的な数値で解説されています。知能の違いの7〜8割は遺伝で説明できるということだとか。

また、「なぜ人は幸せになれないのか」という問いに対しては、「人は幸福になるために生きているが、幸福になるようにデザインされているわけではないから」という進化生物学的な視点から解説されているそうです。

このような科学的知見に対し、予防や治療、周りのサポートを促すことに役立てるという有効な向き合い方も提案されています。

最後に、この残酷な世界を生き抜くための3つの方法も紹介されています。

  • 勉強して世の中を知ること
  • 課題の分離をすること(自分にはどうにもできない部分と、コントロールが及ぶ部分を見極める)
  • 自分のリソース(時間、お金、労力)の投資先を判断すること

Amazonのアソシエイトとして、当サイトは適格販売により収入を得ています。