【要約】言ってはいけない 残酷すぎる真実 橘玲
📅 2025年10月11日
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言ってはいけない―残酷すぎる真実―(新潮新書) (言ってはいけない)
最初に「不愉快な本だ」と断りが入れられている、忖度抜きで世の中の真実について明かしている一冊として紹介されています。読んでいて気持ちがいい類の本ではないものの、苦しい真実と向き合うことで、もっと大きな苦しみを避けられる可能性があると説明されています。
以下のような方におすすめの本だそうです。
- •世の中を正しく知りたい
- •行動遺伝学に興味がある
- •残酷な真実を知る勇気がある
本書で語られる中心的なテーマは、「あらゆるものが遺伝する」という、語られざるタブーだとか。
- •行動遺伝学の研究成果に基づき、運動能力や音楽の才能から、知能、依存症、精神病、犯罪まで、あらゆるものが遺伝によって受け継がれる傾向にあることが示されているそうです。
- •例えば、身長の遺伝率は66%、体重は74%、そして一般知能(IQ)の遺伝率は77%と、具体的な数値で解説されています。知能の違いの7〜8割は遺伝で説明できるということだとか。
また、「なぜ人は幸せになれないのか」という問いに対しては、「人は幸福になるために生きているが、幸福になるようにデザインされているわけではないから」という進化生物学的な視点から解説されているそうです。
このような科学的知見に対し、予防や治療、周りのサポートを促すことに役立てるという有効な向き合い方も提案されています。
最後に、この残酷な世界を生き抜くための3つの方法も紹介されています。
- •勉強して世の中を知ること
- •課題の分離をすること(自分にはどうにもできない部分と、コントロールが及ぶ部分を見極める)
- •自分のリソース(時間、お金、労力)の投資先を判断すること

バカと無知―人間、この不都合な生きもの―(新潮新書) (言ってはいけない)
自分らしく生きたい、バカと利口の違いを知りたい、意思決定の秘訣を知りたい、そんな方におすすめの本として紹介されています。
生きやすい社会を実現するために知っておいた方がいい人間の本性、特に「バカ」について解明されているそうです。人間の本性とは「バカと無知の壁」のようなものであることに気づき、自らの言動に注意を払うことが大切だと説明されています。
ダニング・クルーガー効果とは?
- •自分が「バカ」であることに気づかない、という問題について解説されているとか。能力の低い人が自分を過大評価する一方で、能力の高い人は自分を過小評価してしまう傾向があることも、この効果の重要な発見として紹介されています。
なぜ話し合いで良い結論が出ないのか?
- •賢い人がバカの過大評価に引きずられてしまう「平均効果」について説明されているそうです。
- •能力に差がある集団での意思決定を悲惨なものにしないためには、集団での話し合いをしてはいけないとまで言及されています。
ワンマン経営はなぜ成功するのか?
- •AppleやAmazonなど、創業者のワンマン経営で会社が急成長する理由も、この「バカに引きずられる効果」を避けられるからかもしれない、と解説されているそうです。
読むことで、自分自身の言動や他者との関係性について改めて考えさせられる、とてもおすすめの一冊だとか!

シンプルで合理的な人生設計
幸福な人生を送りたい、合理的に人生設計する方法を知りたい人におすすめの本として紹介されています。
幸福になるための成功法則は合理性であるとシンプルに言い切り、幸福の土台である金融資本、人的資本、社会資本という3つの観点から、それぞれを合理的に設計する方法を分かりやすく教えてくれるそうです。
本書では、お金持ちになる方法は原理的にたった3つしかないと説明されています。
- •収入を増やす
- •支出を減らす
- •運用利回りを上げる
この原則は「資産形成 = 収入 - 支出 + 資産 × 運用利回り」という、誰にでもわかる簡単な数式で表現できると紹介されています。
また、資産運用においては、コスト・時間・リスクの観点から、投資すべき金融商品は「株式インデックスファンド」1つに決まると述べられています。
しかし、それ以上に重要だと強調されているのが「最強の資産運用は人的資本の活用である」ということです。特に若い頃は金融資本よりも人的資本の方が圧倒的に大きいため、資産運用について悩みすぎるのは時間の無駄であり、資産運用で最も大切なのは資産運用を考えないことだと紹介されています。
人生の土台を合理的に設計すれば、そこでどのような物語を紡いでいこうと自由であり、それでも成功者なのだ、という力強いメッセージが語られているそうです。

人生は攻略できる (ポプラ新書)
幸福な人生を送るためのお金、仕事、愛情、友情という3つの土台(金融資本、人的資本、社会資本)の作り方を解説した一冊として紹介されています。幸福になる方法そのものではなく、新しい現代のルールを理解し、人生を攻略するための本だそうです。
お金を攻略する
- •自由とは「嫌なことを嫌だと言えること」と定義されており、そのためには国家、会社、家族のいずれにも依存しない経済的独立が必要だと説明されています。経済的に独立していれば、パワハラもセクハラもされないそうです。
- •お金持ちになる方法は「収入-支出+(資産×運用利回り)」というシンプルな方程式で表せるとか。この式から、お金持ちになるには「収入を増やす」「支出を減らす」「運用利回りを上げる」しかないことがわかります。
- •人的資本(働いてお金を稼ぐ力)は、特に若い頃には金融資本よりもはるかに大きな資産だそう。大学を卒業した時点で、平均的な生涯収入から換算すると3億円以上の人的資本を持っていることになり、お金持ちになる最も確実な方法は、この人的資本をしっかり運用すること、つまり働くことだとされています。
仕事を攻略する
- •仕事は、創造的な「クリエイター」、専門的な「スペシャリスト」、事務系の「バックオフィス」の3つに分類できるそうです。
- •映画俳優のように富に上限がない「拡張可能な仕事」と、医師のように扱える数に上限がある「拡張不可能な仕事」があるとか。バックオフィスの仕事は拡張性がない代わりに責任が小さいという特徴があり、趣味の時間を大切にしたい人にはぴったりの働き方だと紹介されています。
- •人的資本を最大化するためには、ライバルとの隙間を狙う「ニッチ戦略」が重要だそうです。現代では、小さなニッチ市場でも個人が億万長者になれるほどの力を持っていると説明されています。
愛情・友情を攻略する
- •人生には、特定の相手との関係である「愛情・友情空間」と、お金で世界中の人と繋がる広大な「貨幣空間」が存在します。愛情や友情は社会資本として、人生に大きな影響を与える大切なものだとされています。
- 来るべき時代の人生戦略として、以下のような指針が示されています。
- •人的資本:好きなこと、得意なことに一極集中する
- •金融資本:グローバルマーケットに分散投資する
- •社会資本:小さな愛情空間・友情空間と、広大な貨幣空間のネットワークに分割する
- •「サラリーマンは絶滅していく」という見解も示されており、これからの時代を生き抜くための新しい人生の攻略法が学べるそうです。

残酷すぎる成功法則
巷に溢れる多くの成功法則本とは一線を画し、一つ一つの法則を科学的な根拠(エビデンス)ベースで検証している本として紹介されています。
個人的な経験談ではなく、膨大な参考文献に支えられた、根拠のある内容を知りたい人におすすめだそうです。
成功するための考え方
この本では、成功に関する様々な通説を科学的根拠に基づいて解説しているとのこと。
「優等生」は社会で成功できるのか?
- •学校で優秀な成績を収める資質と、社会で大きな成功を収める資質は必ずしも一致しないと説明されています。
- •学校ではルールに従い、バランスよく物事をこなす能力が評価されるのに対し、実社会では特定の分野で突出したスキルが評価される傾向があるそうです。
- •偉大なリーダーは、決まったルートから外れた、一見欠点に見えるようなユニークな性質を持つ人物から現れることがあるだとか。
- •自分の弱みを最大の強みに変える「増強装置」という概念が紹介されており、そのためには「自分自身を知ること」と「自分に合う環境を選ぶこと」が重要だとされています。
自信過剰と謙虚、どちらが良いのか?
- •自信は収入を左右する重要な要素であり、生産性を高める効果がある一方で、自信過剰は実力以上の評価を受けてしまい、時に深刻な失敗をもたらす危険性もあると指摘されています。
- •そこで、自信の有無を気にするよりも「セルフコンパッション(自分への思いやり)」という概念が重要だと紹介されています。
- •セルフコンパッションは、自尊心のプラス面(気分の向上、成果を上げる力)だけを持ち、マイナス面(傲慢さ、現実逃避)は含まないため、とても効果的だそうです。
バランスの取れた幸福とは?
仕事の成功だけでなく、人生全般の幸福を考える上で、必須となる4つの項目が挙げられています。
- 幸福の4要素(ビッグ4)
- •幸福感: 人生から喜びと満足感を得ていること
- •達成感: 何らかの業績で他に抜きに出ていること
- •存在意義: 身近な人々にポジティブな影響を及ぼしていること
- •育成: 自分の価値観や業績で誰かの未来を助けていること
これらは順番に達成するものではなく、すべてが常に必要なものであり、自分にとってどのくらいのバランスが最適かを見つけることが大切だと説明されています。
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