
残酷すぎる成功法則
【要約】言ってはいけない 残酷すぎる真実 橘玲
サムの本解説chさんが紹介
おすすめコメント
巷に溢れる多くの成功法則本とは一線を画し、一つ一つの法則を科学的な根拠(エビデンス)ベースで検証している本として紹介されています。
個人的な経験談ではなく、膨大な参考文献に支えられた、根拠のある内容を知りたい人におすすめだそうです。
成功するための考え方
この本では、成功に関する様々な通説を科学的根拠に基づいて解説しているとのこと。
「優等生」は社会で成功できるのか?
- •学校で優秀な成績を収める資質と、社会で大きな成功を収める資質は必ずしも一致しないと説明されています。
- •学校ではルールに従い、バランスよく物事をこなす能力が評価されるのに対し、実社会では特定の分野で突出したスキルが評価される傾向があるそうです。
- •偉大なリーダーは、決まったルートから外れた、一見欠点に見えるようなユニークな性質を持つ人物から現れることがあるだとか。
- •自分の弱みを最大の強みに変える「増強装置」という概念が紹介されており、そのためには「自分自身を知ること」と「自分に合う環境を選ぶこと」が重要だとされています。
自信過剰と謙虚、どちらが良いのか?
- •自信は収入を左右する重要な要素であり、生産性を高める効果がある一方で、自信過剰は実力以上の評価を受けてしまい、時に深刻な失敗をもたらす危険性もあると指摘されています。
- •そこで、自信の有無を気にするよりも「セルフコンパッション(自分への思いやり)」という概念が重要だと紹介されています。
- •セルフコンパッションは、自尊心のプラス面(気分の向上、成果を上げる力)だけを持ち、マイナス面(傲慢さ、現実逃避)は含まないため、とても効果的だそうです。
バランスの取れた幸福とは?
仕事の成功だけでなく、人生全般の幸福を考える上で、必須となる4つの項目が挙げられています。
- 幸福の4要素(ビッグ4)
- •幸福感: 人生から喜びと満足感を得ていること
- •達成感: 何らかの業績で他に抜きに出ていること
- •存在意義: 身近な人々にポジティブな影響を及ぼしていること
- •育成: 自分の価値観や業績で誰かの未来を助けていること
これらは順番に達成するものではなく、すべてが常に必要なものであり、自分にとってどのくらいのバランスが最適かを見つけることが大切だと説明されています。
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