三宅香帆さんと竹下隆一郎さんのおすすめ本9冊まとめ|歴史ギャグ漫画『風雲児たち』から、ブリリアント・ジャーク、AIとペアを組む本まで
出典:TBS CROSS DIG with Bloomberg『Page Turners』
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この記事に出てくるもの
16点
文芸評論家の三宅香帆さんとTBSの竹下隆一郎さんが、その月に読んだ本を持ち寄る『Page Turners』。9月11日公開の回で、9冊が挙がりました。

持ってきたのは9冊。どんな本が並んだの。

小説も、歴史の漫画も、文芸誌もあります。動画に出てきた順に9冊とも並べて、著者といま買える版を1冊ずつ確かめました。
9冊、動画に出てきた順に
『雲は答えなかった』|是枝裕和さんが29歳で書いた、ある官僚のノンフィクション
1冊目は三宅さんから。是枝裕和さんが1991年にフジテレビの深夜で放送したドキュメンタリーを、放送後にさらに取材を重ねて本に編み直したノンフィクションだそうです。1990年に水俣病の訴訟を担当していた官僚が、いろいろと板挟みになって自死してしまいます。その状況を、たとえば奥さんから見てどうだったのか、なぜそういうことになってしまったのか、というところから追った本だと話していました。
「本当にこの本に撃ち抜かれて
」
タイトルは、その官僚が書いた詩の一節だそうです。見てきた空と、その先にあるもの。「タイトルの意味も含めてはぁとなった」と言っていました。
三宅さんの推しポイント
- 日本の官僚制度と、働くということ自体を捉え直す本
- 書き手としても共感するところがある——言いたいことに合わせてネタを集めるのではなく、取材していく中で新しいものに出会う。その感覚を大事にしている方だと分かる

自死、官僚制度、板挟み、と並ぶと、なんとなく悪者やストーリーが浮かびます。でも多分そのイメージで作り上げているんじゃなくて、取材で出会ったリアルが見れそうで、読みたくなりました。
是枝裕和
雲は答えなかった 高級官僚 その生と死(PHP文庫)

1990年、水俣病の訴訟を担当していた高級官僚・山内豊徳さんが自ら命を絶ちます。是枝裕和さんが29歳のときに書いた最初のノンフィクションで、山内さんが何を抱えて働いていたのかを追った1冊。2014年の文庫化で加筆・修正され、是枝さんの「刊行にあたって」と想田和弘さんの解説が加わりました。
- 出版社
- PHP研究所
- 刊行
- 2014年3月
- 仕様
- 文庫・308ページ
- 値段
- 定価 ¥713(文庫)/紙 ¥4,507〜/Kindle ¥567
『タコ セロリ アボカド』|料理の本に見えて、パートナーシップの本
2冊目は竹下さんから、料理家の長谷川あかりさんのエッセイ集です。友達がタコとセロリとアボカドを好きだという話も出てくるそうで、メニューも載っていて、長谷川さんのライフスタイルの本っぽい、と前置きしてから、こう続けました。
「でも私はパートナーシップの本だと思った
」
料理は、どちらかが作る側で食べる側、それが入れ替わったり、一緒に作ったり、Uber Eatsを頼んだりもする。だから人間関係なのだ、というのが竹下さんの読み方でした。学術的に、あるいはジャーナリスティックに書こうとすると大切な部分が抜けてしまうけれど、料理を通しているのでディテールがいい、とも言っていました。
竹下さんの推しポイント
- スタンダードが分からなくなった時代の、ひとつの答えが見える——この本を読むと、こういう夫婦関係もあり得るんだとすごく分かった
- 2人にしか分からない空間が見える——海外出張から帰ってきたパートナーに、長谷川さんが何を食べたいか聞いたら、豚汁でもうどんでもなく醤油。味をさらに抽象化した言い方
長谷川あかり
タコ セロリ アボカド

子役として働いていた高校生のころ、オーディションに落ち続けるうちに、食べたいものが自分で分からなくなったそうです。立て直すきっかけになったのがレシピ本でした。料理にのめり込んでいった道のりを書いた、料理家のはじめてのエッセイ集。書き下ろし29本と、思い出とつながるレシピ17種を収めています。
- 出版社
- 文藝春秋
- 刊行
- 2026年7月
- 仕様
- 単行本・160ページ
- 楽天評価
- 4.5/5(12件)
- 値段
- 定価 ¥1,760
『#台所のあるところ』|ほっこり台所小説に見えて、シビアな6篇
3冊目は三宅さんから。「それこそ料理とパートナーシップみたいな話でいうと」と受けて出した、第175回直木賞の候補になった小説です。書名の頭に「#」が付いているのは、作中に出てくるドラマ「台所のあるところ」のハッシュタグだから。そのドラマを見ている、いろいろなキッチンに立つ女性たちが、それぞれ主人公になるのだそうです。女性たちはSNSでそれぞれ感想をつぶやいたりもしているとのこと。
「1つの本の中に様々な台所が現れるところにグッときた
」
こういう台所事情もあるよね、のあとに、このパターンもあったのか、とガーンとなるシーンがあったと思いきや、ちょっと幸せになったりもする。表紙だけ見るとほっこり台所小説みたいに見えるけれど、全然違う、と話していました。
三宅さんの推しポイント
- 作中のドラマも、本の中で最終回まで進む
- シビアなんだけど、すごいカラッと読みやすい

色んな台所が出てくるとのことで、台所という親しみやすい題材で視野が広げられそうです。ドラマを見ているという構成も面白そうで、読みたくなりました。
原田ひ香
#台所のあるところ

子どもが巣立ち、夫は海外へ。ひとりになった主婦が、15年前にあきらめた大きな冷蔵庫を買いに家電量販店へ向かいます。世代も境遇も違う女性たちの台所を描いた6篇の連作で、どの話にも30分の深夜ドラマ「台所のあるところ」が流れている、という作り。第175回直木賞の候補作です。
- 出版社
- 文藝春秋
- 刊行
- 2026年5月
- 仕様
- 単行本・304ページ
- 値段
- 定価 ¥1,980
『風雲児たち』|主人公がいない歴史ギャグ漫画。関ヶ原から幕末まで
4冊目は三宅さんから、主人公のいない歴史ギャグ漫画です。この1か月の日記がこの漫画の感想で占められていたくらい、そのことばかり考えていたそうで、電子書籍で読んだうえで、竹下さんに贈るために紙で買ってきていました。
「日本人全員に読んでほしいと心から思う漫画
」
関ヶ原の戦いから幕末の倒幕までを、吉田松陰や坂本龍馬、徳川家康など、いろいろな人の視点から描いていくシリーズで、ここでこの人がこうつながるんだ、という感動があったと言っていました。しかも超ギャグ漫画で、みんながズッコケまくるのだとか。
三宅さんの推しポイント
- 好きなキャラが絶対に見つかる
- 日本のことを全て知れる——鎖国のさなかに漂流してロシアへ渡り、そこで日本語学校を作った人の話まで出てくる
- ここから色々なことを調べたくなる——漫画なので全部が史実とは限らず、諸説あるところが出てくる
コメント欄にも、この漫画への反応がありました。
コメント欄より。高評価11件。 「まさか三宅さんが「風雲児たち」を取り上げてくれるとは! 日本人必読の名漫画です。」
みなもと太郎
風雲児たち(ワイド版 第1巻)

歴史大河ギャグ漫画のワイド版で、シリーズは関ヶ原の戦いから始まります。幕末で活躍する維新の志士たちと、そこへ至るまでの江戸時代を描く長編です。リイド社のワイド版は全20巻、続編『幕末編』は34巻まで出ましたが、2021年に作者が亡くなり未完のまま終わりました。
- 出版社
- リイド社
- 刊行
- 2002年3月
- 仕様
- コミック・320ページ
- 楽天評価
- 4.7/5(39件)
- 値段
- 定価 ¥712
三宅さんは「いかんせん長いは長いけど」と言って、一部の面白いところだけを抜き出した『蘭学革命篇』も挙げていました。のちに、これだけでもいいので読んでほしい、と番組の視聴者に向けて言っています。
みなもと太郎
風雲児たち〜蘭学革命篇〜

鎖国のさなかの江戸中期に、前野良沢と杉田玄白が西洋の医学書をはじめて日本語に訳しきります。ところが出来上がった『解体新書』に良沢の名は無く、世に名が残ったのは玄白のほうでした。2人のあいだに何があったのか。『風雲児たち』の中でも人気の高いくだりを抜き出した1冊です。「革命」と書いて「れぼりゅうし」と読みます。
- 出版社
- リイド社
- 刊行
- 2017年12月
- 仕様
- コミック・372ページ
- 値段
- 定価 ¥858/Kindle ¥772
『ブリリアント・ジャーク』|優秀な人が許されるうちに、ミニジャークが増えていく
5冊目は竹下さんから、ブリリアントは賢い、ジャークは嫌なやつ、という言葉の説明で始まりました。
「賢すぎると有害になっていくという本
」
企業にも、すごく切れ味の鋭い人が実は静かにチームを壊していることがある、と竹下さんは言います。なぜ壊れるのかというと、まわりが緊張してその人に話しかけられなくなり、だんだん組織が停滞していくから。しかも圧倒的な作品を作る人や、営業がうまくて契約を取ってくる人だと、歪んだ性格だからこそすごいことができるんだと許されるようになり、新入社員がその態度を覚えて、ミニジャークたちが増えていきます。
竹下さんの推しポイント
- 優秀な人材の仮面をかぶった破壊者が、組織を壊す構造が分かる——賢い人を見つけてレッテルを貼る話ではない、と著者も言っている
- なぜいま深刻な問いなのかが分かる——クリエイティブなことができる人が強い時代に、その人たちが人を傷つけるほうへ行くと、ブリリアント・ジャークになる
三宅さんが返したのは、その嫌なやつ性は自分ではなかなか分からない、嫌なやつになりたくないといつも思う、という話でした。ここで竹下さんが出したのが「ペア」で、友人でも結婚相手でもビジネスパートナーでもない、常に意識しておかなければいけない人を、生きている人からでも過去の人からでも選んで、自分の中に作っておくのだそうです。例に挙げたのは福沢諭吉で、福沢諭吉がここにいて竹下さんとペアを組んでいたら何を言うかな、と考えるのだそうです。三宅さんが「自分が尊敬していて、この人に恥ずかしくない振る舞いをしなければ、みたいなことを思っておくことですか」と言い換えると、竹下さんはそうですねと肯定して、「それが倫理だと思っていて」と続けていました。

三宅さんの、嫌なやつ性が自分でわからない、は共感します。竹下さんのペアを作って倫理を意識するというのはいいなと思ったので、真似しようと思います。
沢渡あまね・伊達洋駆
ブリリアント・ジャーク 静かにチームを壊す人たち

成果は上げるのに、周りの意欲を削いでしまう人。Netflixが「居場所はない」と明言したこのタイプを、誰にでもありうる闇の三特性(ダークトライアド)や、仕事を人質にとるという振る舞いから読み解きます。静かな崩壊を招く6つのパターン、組織の側の設計、そして自分がそうなっていないかの自己点検まで、全4章。
- 出版社
- 三笠書房
- 刊行
- 2026年6月
- 仕様
- 単行本・368ページ
- 楽天評価
- 4.1/5(11件)
- 値段
- 定価 ¥2,090
『急に具合が悪くなる』|哲学者と人類学者が、全速力で投げ合った20通
6冊目も「ペア」つながりで三宅さんから、哲学者と人類学者の往復書簡です。往復書簡をやるくらいだから元々仲がいいのかと思いきや、意外と数回会っただけだったそうで、それでも全速力で球を投げるみたいな言葉のやりとりがあった、と話していました。
三宅さんはこの本から、こんな一節を読み上げていました。
未来に向けて他者とともに何かを生成しようという動きを
その人が手放さなければ
人間はこんなにも美しいラインを描き続けることができる
ラインとは、球を投げたそのラインのこと。どんな体の状況になっても、弱っても、しんどくなっても、他者とともに何かを生成しようという動きを手放さなければ、美しいラインを描き続けられる。そこがすごく大事で、「しみじみそういうことか」と思えた、と言っていました。
この本には映画版もあって、晶文社の公式サイトによると、濱口竜介さんの監督で2026年6月19日に全国公開され、第79回カンヌ国際映画祭で最優秀女優賞を受賞しています。竹下さんに「映画と本 どっちが先がいいですか?」と聞かれた三宅さんの答えは、映画を見てから本かも、でした。
宮野真生子・磯野真穂
急に具合が悪くなる

哲学者の宮野真生子さんと、人類学者の磯野真穂さんによる往復書簡。全10便・20通で、宮野さんはがんの転移を抱えたまま書いています。生きることと死ぬこと、人と出会って別れること、その別れを次の始まりに変えること。2026年に濱口竜介さんの監督で映画になりました。
- 出版社
- 晶文社
- 刊行
- 2019年9月
- 仕様
- 単行本・256ページ
- 楽天評価
- 4.5/5(235件)
- 値段
- 定価 ¥1,760
『新潮 2026年8月号』|のんきでいることが大事、という往復書簡
7冊目は三宅さんから、文芸誌です。この号に、音楽家の石橋英子さんと濱口竜介さんの往復書簡が載っているそうです。新潮社の目次によると、さきほどの『急に具合が悪くなる』の映画をめぐるやりとりでした。
三宅さんがこの往復書簡から取り上げたのは、のんきでいることが大事、という言葉でした。そののんきさが、いい偶然性を生み出したり、竹下さんの言い方で言えばペアが生み出す余地になったりする、という話につながっているそうです。
「私は結構ズシンときました
」
三宅さん曰く、自分は結構のんきな人なんだけれど、忙しいとのんきではなくなっていくとのことで、のんきさを保つのが最近のすごいテーマの1つ、とも話していました。どうやったらいいのか、という竹下さんの質問への答えは「まあどうにかなると思うのが大事」で、原稿が差し迫っているのに『風雲児たち』を読んでしまう、という話も添えていました。
抜け感とも違うのか、と聞かれると、抜け感は引き算のイメージだけれど、三宅さんにとってのんきさは空間に余裕を足すみたいな感じ、と話していました。

のんきさを保つのが最近のテーマ、というのが刺さりました。追い込まれてストレスを溜めるより、どうにかなる!と考えて、色々こなしていきたいです。
新潮社
新潮 2026年8月号

石橋英子さんと濱口竜介さんの往復書簡「死んで、生き直す──『急に具合が悪くなる』の余白に」が載っている号です。映画の撮影の最中と、公開の直前にやりとりされたもので、音と声、そして観客の存在がテーマ。特集は「若手表現者が読む、村上春樹『夏帆─The Tale of KAHO─』」で、三宅香帆さんも書いています。
- 出版社
- 新潮社
- 刊行
- 2026年7月
- 仕様
- 月刊誌
『AIに恋しちゃダメですか?』|エッセイに見えて、ハードコアな倫理学の本
8冊目は竹下さんから。すごくいい本だと前置きしたうえで、「これだけ見ると普通のエッセイっぽい感じがしていた」と切り出し、三宅さんも「エッセイかと思ってました」と返しています。竹下さんは何回か本屋で見たときも手に取らなかったそうで、買ったのは、信頼している人から面白いと言われて、単なるエッセイではなく深いところまで行くんだなと思ったからでした。
中身は、AIとペアを組むことと人間とペアを組むことは何なのか、を恋というテーマで書いた本。竹下さんの説明では、アリストテレスの『ニコマコス倫理学』にある友情の3分類が出てきます。共通の趣味で一緒に遊んで楽しい「快楽に基づく友情」、ビジネスパートナーや取引先のような「有用性に基づく友情」、お互いの人柄や生き方を尊敬し合う「徳に基づく友情」の3つです。
「口頭で言ったら伝わる魅力の本だと思いました
」
竹下さんの推しポイント
- 人間がどうペアを組んできたかの歴史が分かる——人がペアを組んできた歴史の途中に、突然AIが出てきた、というところまで書いてある
- すごいハードコアな本——著者が哲学や倫理学を専門としていて、カントを研究しているから

題名だけ見ると、個人的な意見を書いているエッセイっぽい感じがします。でも哲学や倫理学を研究している著者の方から、AIとの関わり方について学べそうなので、読みたいです。
清水颯
AIに恋しちゃダメですか? ──AIと生きるための倫理と哲学

人ではないと分かっているのに、人と区別のつかない受け答えをしてくる相手。それを道具として使っていいのか、絆を結ぶ相手として敬意を向けるべきなのか。話しかけるのは人づきあいの回避なのか、ぞんざいに扱うと何がまずいのか、AIに権利はあるのか。手がかりになるのはカントら哲学者の議論です。著者は北海道大学で哲学・倫理学を研究している方。
- 出版社
- 技術評論社
- 刊行
- 2026年7月
- 仕様
- 単行本・192ページ
- 値段
- 定価 ¥1,760
『大草原の小さな農家』|築130年の農家を直した、オーストリアの家から
9冊目は三宅さんから、中谷美紀さんのエッセイ集です。文章がとても上手い、と三宅さんは言っていました。中谷さんはウィーンで暮らしていて、半分は日本にいたりもするそうで、その生活を綴った本です。
「今こういうエッセイ読みたかったみたいな気持ちになる
」
中谷さんは自然の中で暮らしているので、結構不便なリノベーションをしたり、木を植えたり。農家を改装した小さな家に住むことになって、結構大変みたいな話が続くのだそうです。自然の中で生きることや人と向き合うことは、AIがなかなか手伝ってくれないところ。だから手触り感や自然の偶然性がしみじみ感じられる、というのが三宅さんの読み方でした。
中谷美紀
大草原の小さな農家(幻冬舎文庫)

オーストリアに暮らして10年。静けさと自由を求めて、もっと田舎へ引っ越すことにした著者が見つけたのは、築130年の農家に手を入れた小さな家でした。枯れた老木を切り、果樹を植え、不便さごと楽しみながら日々を整えていく。その傍らで書きとめたエッセイ集です。
- 出版社
- 幻冬舎
- 刊行
- 2026年6月
- 仕様
- 文庫・264ページ
- 値段
- 定価 ¥825
冒頭に流れる、2人が1か月で読んだ本49冊
動画の冒頭に、2人がこの1か月に読んだ本の一覧が流れます。三宅さんが39冊、竹下さんが10冊で、本編で紹介された9冊もこの中に入っています。書名・著者・出版社と、いま買えるかどうかを1冊ずつ確かめて並べました。
三宅香帆さんの39冊

雲は答えなかった 高級官僚 その生と死
是枝裕和 ・ PHP研究所

大草原の小さな農家
中谷美紀 ・ 幻冬舎
独創力 他人のできないことをやる
糸川英夫 ・ 光文社
2つの版のどちらか決められず、中古の出品だけです
ガクサン(16)
佐原実波 ・ 講談社
波 2026年8月号
新潮社
ISBNの無いPR誌で、Amazon・楽天にありません

新潮 2026年8月号
新潮社

丹心/まごころ
仁科斂 ・ 新潮社

風雲児たち
みなもと太郎 ・ リイド社

#台所のあるところ
原田ひ香 ・ 文藝春秋

急に具合が悪くなる
宮野真生子、磯野真穂 ・ 晶文社
暗黒の啓蒙書
ニック・ランド/五井健太郎 訳 ・ 講談社
アンチ・グッドモーニング
八木詠美 ・ 河出書房新社
竹下隆一郎さんの10冊

ブリリアント・ジャーク 静かにチームを壊す人たち
沢渡あまね、伊達洋駆 ・ 三笠書房

AIに恋しちゃダメですか?
清水颯 ・ 技術評論社

タコ セロリ アボカド
長谷川あかり ・ 文藝春秋

令和5年版日本の防衛(防衛白書)
防衛省 ・ 日経印刷
動画で名前だけ挙がった本
紹介された9冊のほかに、話の流れで名前が出た本です。動画では中身を語っていないので、どこで出てきたかと、いま買える版だけを1冊ずつ確かめて並べました。
『キッチン』|台所を書いた小説の例として挙がった、吉本ばななさんの小説
08:06。台所を書いた小説の例として、三宅さんが名前を挙げました。
吉本ばなな
キッチン

この世でいちばん好きな場所は台所だ、という一文から始まる小説です。祖母を亡くした主人公が、成り行きで始まった奇妙な同居のなかで、人が死ぬことと生きることを受けとめていきます。淋しさと優しさが入り混じる日常を、まっすぐな感覚で書いた1冊。新潮文庫の定本決定版です。
- 出版社
- 新潮社
- 刊行
- 2002年7月
- 仕様
- 文庫・208ページ
- 楽天評価
- 4.2/5(806件)
- 値段
- ¥539
『竜馬がゆく』|歴史ものには主人公がいる、の例として挙がった長編
09:30。歴史ものには主人公がいる、という話の例として三宅さんが名前を挙げました。文春文庫は全8巻で、カードは第1巻です。
司馬遼太郎
竜馬がゆく 一

土佐の郷士の次男に生まれ、浪人のまま幕末の大動乱で働いた坂本竜馬。その生涯を軸に、激動の時代を懸命に生きた若者たちも描く長編小説の第1巻です。勝海舟が、薩長連合も大政奉還も竜馬ひとりの仕事だったと語ったという話から、物語は動き出します。
- 出版社
- 文藝春秋
- 刊行
- 1998年9月
- 仕様
- 文庫・448ページ
- 楽天評価
- 4.5/5(701件)
- 値段
- ¥869
『世に棲む日日』|吉田松陰が主人公の例として挙がった歴史小説
09:31。同じ流れで、吉田松陰が主人公の例として三宅さんが名前を挙げました。文春文庫は全4巻で、カードは第1巻です。
司馬遼太郎
世に棲む日日 一

黒船が浦賀沖に現れた1853年から、攘夷か開国かで国内が割れていく時代を描く歴史小説の第1巻です。倒幕の主力になった長州藩の、思想の出発点にいた吉田松陰と、その後を継いだ高杉晋作。2人を軸に、変革期を生きた若者たちの群像を追います。
- 出版社
- 文藝春秋
- 刊行
- 2003年3月
- 仕様
- 文庫・320ページ
- 楽天評価
- 4.2/5(265件)
- 値段
- ¥770
『大奥』|幕末を大奥の側から描いた例として挙がった漫画
10:05。歴史の描き方の例として、三宅さんが名前を挙げました。巻数のある作品なので、カードは第1巻です。
よしながふみ
大奥 1

男だけがかかる疫病で男子が激減し、男女の立場が入れ替わった江戸を描く漫画の第1巻です。貧しい旗本の家に育った水野が、大奥へ奉公に出ることを決めます。将軍は女性で、そこに仕えるのは集められた美男三千人。女人禁制の大奥で起きる出来事を追っていきます。
- 出版社
- 白泉社
- 刊行
- 2005年9月
- 仕様
- コミック・196ページ
- 楽天評価
- 4.5/5(508件)
- 値段
- ¥748
『偶然性の問題』|『急に具合が悪くなる』の宮野真生子さんが研究した、九鬼周造の本
20:29。『急に具合が悪くなる』の宮野真生子さんが研究していた九鬼周造の本として、三宅さんが名前を挙げました。
九鬼周造
偶然性の問題

偶然とは何かを、定言的偶然・仮説的偶然・離接的偶然の三つに分けて論じた哲学書です。まず必然性の側から偶然の位置を定め、そのうえで因果や目的との関係、周易との関わり、歴史のなかの偶然まで、章を追って検討していきます。岩波文庫に収められています。
- 出版社
- 岩波書店
- 刊行
- 2012年11月
- 仕様
- 文庫・480ページ
- 値段
- ¥1,353
『ニコマコス倫理学』|友情には3つある、と書かれている本
24:15。友情には3つある、という話が書かれている本として竹下さんが名前を挙げました。訳が複数あるので、カードは新しい光文社古典新訳文庫の上巻にしています。
アリストテレス/渡辺邦夫・立花幸司 訳
ニコマコス倫理学(上)

幸福とは何かを問うアリストテレスの講義録で、光文社古典新訳文庫版の上巻です。人の真の価値と幸福を決めるのは、自分の努力で身につけた徳(アレテー)だと考え、その徳が働き続けなければ幸福はないとします。上巻では勇気や節制、正義、気前の良さなど、人柄の徳を順に検討します。
- 出版社
- 光文社
- 刊行
- 2015年12月
- 仕様
- 文庫・520ページ
- 楽天評価
- 3.8/5(11件)
- 値段
- ¥1,650
今回の記録:2026年9月、三宅香帆さんと竹下隆一郎さんが1か月に読んだ本を持ち寄る回(31分55秒)を視聴。挙がった9冊と、冒頭に流れた49冊を1冊ずつ調べた。 結論:31分55秒の視聴と概要欄で、9冊がどんな本で、2人がどこを面白がったかまで分かった。どの版がどこで買えるかは、そのあと1冊ずつ調べて分かった。
備考:しゅりが感想を書いたのは5冊。そのうち読みたいと言ったのは『雲は答えなかった』『#台所のあるところ』『AIに恋しちゃダメですか?』の3冊で、『ブリリアント・ジャーク』は竹下さんのペアの話、『新潮 2026年8月号』はのんきさの話に反応があった。
9冊とも、三宅さんと竹下さんがこの1か月に読んで持ち寄った本です。気になった本があったら、読んでみてください。
コメントの出どころ(出典1件)
引用したコメントは 【「全員読んでほしい」ギャグ漫画で知る、日本の歴史】文芸評論家・三宅香帆が推す歴史漫画(YouTube・TBS CROSS DIG with Bloomberg)のコメント欄からです。高評価の数は2026年9月13日に取得した時点のもので、いまは増減している可能性があります。

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2026-08-27

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三宅さんが自分のチャンネルで挙げた30冊です。小説も新書も漫画もエッセイも入っています。
2026-08-28
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