マンガ編集長の人生を変えた本を紹介します!
📅 2025年9月27日
この動画で紹介されたおすすめ商品(8個)

クリスマスのフロスト フロスト・シリーズ (創元推理文庫)
20代の頃に読んで、その後の人生に影響を与えた一冊として紹介されています。
創元推理文庫から刊行されているフロスト警部シリーズの第一作で、ミステリーでありながらハードボイルドな作品だそうです。当時、シリーズが出るたびにミステリーの賞をかっさらっていったほどの名作であり、傑作だとか。
主人公の「フロスト警部」は、非常に個性的で強烈な人物として描かれていると説明されています。
- •あのコロンボ警部を、もっと不潔に、もっと野卑に、もっとワーカホリックに、そしてもっと孤独にしたような人物だそう。
- •朝から深夜まで、聞くに堪えない下品な冗談を言いふらしている「昭和のおじさん」のようなタイプだとか。
- •上司や若い刑事たちからはとことん嫌われ、さげすまれているらしい。
- •しかし、事務仕事や書類仕事は全くできない一方で、事件の真相を追い求めることにはとにかく一生懸命で、効率を度外視して地べたを這いずり回るように捜査するおじさんだと紹介されています。
この強烈なキャラクターに惹かれ、「こういうおじさんになりたい!」と思ってしまったほどだそう。
ミステリーとしても、ハードボイルドとしても時代を超えて面白く、良い意味でも悪い意味でも影響力の大きい作品だと紹介されています。

広場の孤独(新潮文庫)
宮崎駿監督が「自分の映画は何に影響されたのかと問われたら、堀田善衞と答えるしかない」と語るほど、しびれた作品だと紹介されています。1951年に発表された、著者のデビュー作にして第26回芥川賞受賞作だそうです。
あらすじ
- •舞台は朝鮮戦争が勃発した頃の日本。
- •主人公は新聞社で国外ニュースの翻訳をする「垣」という男性です。
- •国内外の情勢に悩み苦しむ中、謎の老人から「日本を捨てて亡命するなら」と、現在の価値で400〜500万円ほどの大金を渡されます。
- •しかし主人公は、その大金を庭で燃やし、日本で生きていくことを決意する、という物語だとか。
- •その姿が「めちゃめちゃかっこいい!」と紹介されています。
おすすめポイント
- •物語の冒頭、上司が北朝鮮軍を「敵軍」と訳そうとした際に、主人公が「北朝鮮軍は敵だと決まったんですか?」と噛みつくシーンが「本当にかっこいい!」そうです。
- •この作品を読むことで、「敵とか味方とかってあるのか」という普遍的なテーマについて考えさせられ、後の仕事にも繋がるような風景を見せてもらった、と紹介されています。

ヒストリエ(1) (アフタヌーンコミックス)
アレキサンダー大王の父、マケドニアのフィリッポス2世に仕えた書記官エウメネスの、ものすごい数奇な生涯を描いた歴史漫画として紹介されています。
- •作者の岩明均さんは、『寄生獣』などの過去作品について、「『ヒストリエ』を描くためにそれらを書いてきた」と語っていたそうです。
- •歴史の小説や映画など、あらゆるものを含めても傑作だと評価されています。
講談社漫画賞を受賞した際には、選考委員よりも作者のキャリアが上であったことから、周囲から「大人げない」「えげつない」「やり口が汚い」「選考委員の意地悪ですか?」とまで言われたという、その凄まじさを物語るエピソードがあるとか。
現在12巻まで刊行されており、再開に向けて今改めて読み直すのがとってもいいタイミングだとおすすめされています。

ワンダンス(1) (アフタヌーンコミックス)
2024年10月からアニメ放映も決定しているダンス漫画として紹介されています。
ダンスのリアルを表現した作品としては、おそらく唯一無二ではないかとのこと。作者自身も高校時代にダンスを経験されており、その体験が元になっているそうです。
- •ダンスシーンがとにかくかっこいい!と絶賛されており、絵がとても上手いと評価されています。
- •普段のシーンとダンスシーンは明確に描き分けられているそうです。
- •ダンスシーンはあえてサイレントで描かれ、かかっている音楽のクレジットだけが表示されるという、独特な表現方法が特徴だと説明されています。
- •実際にその音楽や、自分の好きな音楽をかけながら読むと臨場感が増し、また格別な体験ができるとおすすめされています。
物語の主人公は吃音で人前で話すのが苦手ですが、ダンスを通して自己表現できることに出会うそうです。言葉で伝えにくいものを漫画で表現し、さらに言葉で表現するのが苦手な主人公がダンスで自分を表現するという、二重の構造が感動を呼ぶポイントだと紹介されています。

ディグイット(1) (アフタヌーンコミックス)
アフタヌーンで始まったばかりのバレーボール漫画として紹介されています。
主人公は、全日本バレーの不動のエースアタッカーを父に持つ中学3年生の獅子谷学。幼い頃からエースになることを期待されてきたものの、アタッカーとしてはどうもうまくいかず、アタックがどうしても決まらない状況だとか。
物語は、彼が自らアタッカーとしての才能の限界を証明し、リベロへと転向するところから始まるそうです。
- •守備に特化した、珍しい視点のバレーボール漫画と紹介されています。
- •「全てのアタッカーがビビって打てなくなるぐらい拾いまくってやる!」という主人公の決意が描かれているとのこと。
- •アタッカーではないポジションで輝こうとする姿が「かっこいい」と評されています。
「激アツです。」「バレーボール漫画の新しい金字塔になるんじゃないか」とも紹介されています!

ぐらんぶる(1) (アフタヌーンコミックス)
表向きはスキューバダイビングの漫画と紹介されていますが、その実態は「みんな裸になるやつ!」「全裸で漫画」だそうです!
舞台は大学のダイビングサークルですが、実際にはダイビングを口実にひたすらお酒を飲む話だとか。表紙からすでにお酒を飲んでいる様子がうかがえ、作中にはアルコール度数96%の「スピリタス」も頻繁に登場するようです。この漫画の「本質」はお酒にある、とも紹介されています。
- •大学のダイビングサークルが舞台の物語
- •飲み漫画であり、青春の要素もあるとのこと
- •作中のお酒とコラボしたウイスキーも存在するそう
言葉で説明するよりも、まずは読んでその世界観を体験するのが一番面白い作品のようです。
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